抜け毛と違い、髪が細くなっていくのはなかなか自分では気が付かないですよね。
そのため、かなり以前の毛量よりもボリュームダウンしてから、自分の髪がかなり細くなってしまったことに気づく人が多いんです。
髪が抜けてもいないのに薄毛になってしまうなんて悲しいですよね。
早めの対処で細毛を食い止めたいものです。
実は抜け毛よりも怖い細毛
抜け毛の場合、朝起きた時に枕に髪がたくさん付くようになったり、シャンプーをした時に手に髪がべったりとまとわりついたりするようになるため、結構すぐに気が付くことが出来ます。
早めに自分で気が付くことが出来れば、対策を考えることも出来ますね。
しかし、細毛は毎日ほんの少しずつの変化であり、抜けた髪が見えるということもないので、気が付くことが難しいんです。
ただ、毎日の変化は微々たるものであったとしても、1年、2年という時間が過ぎた時に、その積み重ねは大きな変化となってしまいます。
その変化とは、髪全体のボリュームダウンであったり、地肌が見えてしまうという悲しい変化です。
こういった理由から、細毛は抜け毛よりも怖くて質が悪いと言われているんですね。
髪の太さが半分になると10歳老ける
髪一本一本の太さが半分になってしまうと、髪のボリュームも半分になってしまうと思いますよね?
ボリューム半分ってかなりぺっちゃんこです・・。
悲しいですよね・・でも実は違うんですよ。
髪全体のボリュームは、半分ではなく4分の1です!!
髪が抜けているわけでもないのに、そんなにボリュームがなくなってしまうなんて驚きです。
同じ顔でも薄毛の人は、見た目の印象で10歳以上老けて見られてしまいます。
薄毛というと多くの人は抜け毛を想像しますが、細毛も同じくらい・・いや、抜け毛以上に気を付けないといけないことなんですね。
細毛の原因って何なの?
もともと髪が細い人がいますが、その人はそういう体質なのであって、生まれつき髪が細いからといって薄毛になりやすい体質ということではありません。
ただ、そうではなかったのに、徐々に髪が細くなっていくのには色々な理由があるはずですよね。
抜け毛の場合にも、精神的なものや病気などの原因がありますが、その原因がなくなればまた元のように髪が生えてくるなど、一時的なものが多いです。
しかし、細毛は少し厄介なんです。
体にちょっとずつため込まれたダメージによって、薄毛体質にシフトしていってしまっている可能性があるからです。
そのダメージとなる原因にはどのようなものがあるんでしょうか?
シャンプー
シャンプーって何を基準に選んでいますか?
爽快感ですか?価格?人気度やパッケージですか?
実は、毎日直接的に髪や頭皮につけるものなのに、化粧品ほどシャンプーにはこだわりがない人が多いように思います。
しかし、髪の健康を考えるなら、選ぶときにはその洗浄成分をしっかりと確認することが大切なんです。
石油系の界面活性剤が洗浄成分として使われているシャンプーは、安くて泡立ちが良かったりするんですが、洗浄力が強すぎます。
あまり洗浄力が強いシャンプーを毎日使っていると、必要な脂質まで取り除いてしまうことになるので、乾燥して頭皮が老化する危険性があるのです。
頭皮の老化は髪の健康を損なうため、髪が細くなる原因になってしまうということです。
慢性的な栄養不足
若い頃からダイエットなどの為に野菜中心の食事をしていて、お肉などの動物性のものを食べなかったり、逆に野菜を食べずにビタミンやミネラルが不足してしまう。
さらに、女性に多い鉄分不足などは、髪の成長を邪魔してしまいます。
こういった慢性的な栄養不足にあると、体は重要度の高い場所から優先的に栄養を与えていくので、髪の毛にまで栄養が行き届かなくなってしまうのです。
しっかりと髪の毛に栄養を届けたいのであれば、バランスのとれた食事をとる必要がありますね。
ストレス
血管など、自分の意志とは関係なく働く器官の調整をする神経のことを、自律神経といいます。
ストレスが溜まると、この自律神経の働きにより毛細血管が収縮してしまうんです。
それはつまり、ストレスは血流を悪くしてしまうということですね。
毛根に栄養を届けているのは血液なので、血流が悪くなってしまうと髪の毛に栄養がいかなくなってしまいますよね。
また、自律神経の乱れはヘアサイクルも乱してしまいます。
髪が太く育つ前に抜け落ちてしまって、細い毛ばかりになってしまうというわけなんですね。
異常脱毛という可能性も
先ほどのストレスのところで説明したことも実はこれなんですが、髪の毛が成長期の途中でありながら抜けてしまうことを ”異常脱毛” といいます。
異常脱毛が起こると、生えたばかりの細い毛だけが残るので、前よりも自分の髪が細くなったと感じる人が多いようです。
ヘアサイクルとは何かを知っておこう!
ヘアサイクルとは、髪が生えてから抜け落ちるまでの髪の毛の一生のことです。
ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期があって、これを繰り返しているんです。
まず毛が生えて、毛母細胞が分裂をすることによって髪の毛が活発に成長する時期を成長期といいます。
次に、成長が鈍くなっていく退行期、最後は完全に成長が止まり、抜けていくのを待つ休止期です。
成長期は、一般的に3年から6年、退行期は約3週間で、休止期は約3か月ほどです。
一本一本のヘアサイクルがバラバラなので、同じ時期に一気に髪が抜けることはなく、常に一定の毛量がキープされているというわけなんですね。
自然脱毛との違いは?
ヘアサイクルが正常である場合は、一日に100本前後髪の毛が抜けます(季節の変わり目は200本近く抜ける場合もある)。
しかし異常脱毛の場合は、毎日それ以上抜けます。
そして、抜けた毛を観察すれば分かるのですが、異常脱毛の時の抜けた毛の毛根は、細く痩せています。
自然脱毛の場合は、毛根は丸くふっくらとしているはずなんです。
異常脱毛はなぜ起こるの?
異常脱毛の原因になることはたくさんありますが、先ほど紹介したストレス以外にも、頭皮の老化、ホルモンバランスの乱れや、睡眠不足、栄養不足、貧血など本当に様々なんです。
FAGA(女性男性型脱毛症)かもしれない
男性型脱毛症のAGAはCMなどでも見かけるようになり、以前に比べて知っている人が多くなりましたが、AGAの女性版である、女性型男性型脱毛症 = FAGA (最初のFはFemaleの頭文字) は、あまり知られていませんね。
FAGAがAGAと違う点は、男性のように脱毛する部位が局所的ではなく、髪が細くなっていき、全体的に薄くなるところです。
FAGAの原因とは?
女性ホルモンの分泌量は年と共に減っていくので、女性はホルモンバランスを乱してしまいがちです。
すると、女性ホルモンが減るのと反比例して男性ホルモンが優位に立つようになるんです。
その男性ホルモンの影響で髪の成長が邪魔されてしまい、抜け毛が増えるというのがFAGAの仕組みなんです。
ただ、AGAのようにM字型や頭頂部が薄くなっていくのではなく、FAGAは、分け目の部分が広がったり前髪の量が減ることで気が付くことが多いようです。
そして、加齢によって女性ホルモンが減るだけでなく、ストレスや栄養不足、生活習慣、間違ったヘアケアなどもFAGAの原因になり得ます。
FAGAは自然治癒はしないので、早めの対策が必要です。
髪の太さをキープするためには
髪の毛が細くなってしまう原因は色々とありましたが、ではそうならないために私たちが普段から気を付けないといけないことや出来ることって何があるんでしょうか?
髪の毛に良い栄養分を摂ること
髪の毛の太さを保つためには、髪の毛に良いと言われる、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂る必要があります。
特にタンパク質は、髪の毛の成長には欠かせません。
肉や魚、乳製品、卵などの動物性タンパク質、ナッツ類や大豆製品などの植物性タンパク質などは、頭皮や髪の毛の成長に大きく影響するということがわかっているので、積極的に摂りましょう。
ビタミンやミネラルも忘れないで
髪の毛を太くするにはビタミンやミネラルも欠かせません。
タンパク質を効率よく吸収したり、アミノ酸の合成や分解を助けたりする働きをしてくれます。
納豆やチーズはビタミンB2を、鶏レバーや牛レバーはビタミンB6を多く含んでいます。
また、ミネラルの中でも特に髪の毛の成長と深いかかわりがある亜鉛は、貝類や海藻類、レバーなどにたくさん含まれています。
スマホやパソコンの長時間使用はNG
スマホやパソコンの長時間使用がなぜ髪に関係するのかというと、目が疲れるからです。
眼精疲労は血流を悪化させてしまうため、髪に栄養がいかなくなってしまいますよ。
仕事などでやむを得ないのなら、定期的に休みを取って目を休ませてあげましょう。
ストレスをためないように
ストレスは、自律神経を乱して血流を悪化させてしまいます。
さらに、髪の毛を作る細胞を減らしてしまうこともあるんですよ!
ストレスは髪への影響以外にも、肌荒れや便秘なども引き起こすので溜めないに越したことはありませんが、このご時世にストレスを溜めずに過ごすことなんて出来ませんよね。
なので、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
のめり込めるような趣味がある人は、ストレスを溜めにくいと言われています。
しっかりと睡眠時間を確保することや、ゆっくりと温かい湯船に浸かること、軽い運動を定期的にすることもストレス解消にはいいですね。
パーマやカラーはなるべく控える
あまり頻繁にパーマやカラーリングを繰り返していると、頭皮にダメージを与えてしまうかもしれません。
また、いつも同じ分け目であったり、ポニーテールのように髪を強く引っ張る髪型もしすぎると毛根を痛めていまいますよ。
シャンプーは刺激の少ないものを
シャンプーの洗浄成分が強すぎる物を使い続けていると、頭皮が乾燥してしまい頭皮が老化します。
頭皮の脂質はいらない物のように思われがちですが、頭皮を乾燥から守るためには必要なものなんです。
だから、シャンプーは汚れや余分な脂質はとりつつも、必要な脂質は残してくれるような、頭皮に優しい洗浄成分の入ったものを選んだ方がいいんですね。
また、自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶということも大切です。
育毛効果のあるシャンプーを使うというのもいいですよね。
頭皮マッサージで血流改善を
せっかく髪の毛にいい栄養をバランスよく摂ったとしても、血流が悪ければ髪の毛に栄養は届きません。
頭皮マッサージをして血流をよくすることで、効率よく栄養を髪の毛に届けることができますよ。
マッサージは習慣づけないと忘れてしまいやすいので、シャンプー中にすることを習慣にしてしまいましょう。
シャンプーをしながら、気持ちいいと感じるくらいの強さで、ゆっくりと指圧するといいですよ。
もちろん爪を立てたりしないで指の腹でおこなってくださいね。
女性ホルモンを増やす
女性ホルモンの減少がFAGAの原因になることもわかるように、女性ホルモンというのは髪を健康的に成長させるのには欠かせないものです。
しかし、ストレスや加齢、生活習慣などが原因で減ってしまいます。
大豆製品を摂ることや、添加物を含む食品をなるべく摂らないようにすること、豆乳発酵液を使ったヘアケア剤を使ったりすることで、女性ホルモンを増やして健康な髪を育てる効果が期待できますよ。
まとめ
歳を重ねていくうちに髪の毛がボリュームダウンしてしまうのは、抜け毛だけが原因ではなかったんですね。
なかなか自分では気が付くことも難しいものですが、いつの間にか髪の毛が細くなってしまうことが、薄毛になってしまう原因の可能性も大いにあるということです。
ストレスを溜めないことや睡眠をしっかりとること、髪の毛に良いとされる栄養素を含んだ食事をバランスよく食べることなど、生活習慣を改善することに加えて、シャンプー選びも重要です。
毎日使うものだからなるべくコストを抑えたいという気持ちもよく分かりますが、その積み重ねによって将来、実年齢よりも10歳も老けて見られてしまうのか、若さを保てるのかが違ってくると思えばどうですか?
髪に優しい洗浄成分を使ったものや、育毛効果のあるシャンプーを使うということが、細毛対策には必要なことです。
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